Kwansei Gakuin University Humanities Reviewに論文掲載

 関西学院大学の英文紀要に、日常場面での選択行動に関する論文を発表しました。[こちら]からpdfファイルをダウンロードできます。2013年度卒業の黒川将嗣君と2014年度卒業の増谷彰一君が、私の指導下で卒論研究として取り組んだ観察のデータに基づいて執筆しています。
 研究1では、食堂利用者が割箸を取るとき、3つあるケースのうち右側のケースから取る確率が高い(左側24%・中央31%・右側46%)ことを報告しています。研究2では、スーパーマーケットの棚に同一商品が横に並べられている場合、2列だと左側46%・右側54%、3列だと左側30%・中央34%・右側36%、4列だと左から順に21%・23%・27%・29%であることを報告しています。
 これらの結果は、同一物が横に並んだ際には、右側を選択するバイアスがあることを示しており、商品陳列のノウハウ本に書かれていることや、われわれが以前に模擬売場を設定して行った実験の結果と一致していますが、米国で発表された研究の結果(中央が最も選ばれる)とは矛盾しています。
 特に、その論文の研究1とわれわれの研究2は、スーパーマーケットの棚に陳列された商品の買い物客による選択という同じ方法であるにもかかわらず、結果が異なったことは興味深い点です。米国と日本ではスーパーマケットでの買い物行動に違いがあるのではないかと各種統計資料をもとに考察しました。
 なお、この論文は昨年12月に発行されましたが、掲載号の大学リポジトリへの収載が遅れ、本日ようやく一般公開されました。
Nakajima, S., Kurokawa, M., & Masutani, S. (2016). Right-side bias in choosing an item from identical objects : Two field studies. Kwansei Gakuin University Humanities Review, 21 , 1-8.

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2017年度中島ゼミ歓迎コンパ

Cimg9580Cimg95892017年度中島ゼミの歓迎コンパが4月25日(火)の夜、いつものように甲東園のちゃんこ樹月で開催されました。今年は3年生16名と4年生4名、研究員の陳さん、中島を加えた22名の参加でした。このところ就職活動の関係で4年生の参加が少ないのですが、参加者はなごやかで、かつ後半はアルコールの力か、良い意味で「ぐだぐだ」になってくつろいだ雰囲気でした。例年のようにお店からのお料理サービスもふんだんにあり、皆お腹いっぱいになりました。3年生はこれから2年間の始まりです。4年生は就職活動と卒論という大きな人生のイベントのある1年間となります。健康に留意して元気にやっていきましょう。

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日本家畜管理学会・応用動物行動学会合同春季研究発表会

Chin2017Chin20172日本家畜管理学会・応用動物行動学会の2017年度合同春季研究発表会が、3月27日に神戸大学で開催されました。中島ゼミからは、この3月卒業の影山美紀さんの卒業論文研究をもとに、京都水族館で指導に当たった中島ゼミ研究員の陳香純さんが「飼育下のバンドウイルカの行動に及ぼす放水の効果」と題してポスター発表しました。多くの方がポスター前に集まって下さり、大盛況でした。

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2016年度卒業式

Img_9545Cimg16602017年3月18日、関西学院大学卒業式と総合心理科学科の卒業証書授与式がありました。天気も良く晴れやかな気持で卒業生を送り出すことができました。今年は中島ゼミから大貝貴也君が同窓会賞(文学部首席卒業)を受賞しました。今後とも精進してほしいと思います。

Img_9576Cimg1671夜には学科の謝恩会がリーガロイヤルホテル大阪で開催されました。豪華なホールで華やかで活気のあるよい会でした。卒業証書授与式でも話しましたが、「翼に、風をたくさん受けて、光に向かって、力強く、羽ばたいて下さい」。

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卒論発表会と追いコン

Cimg1630aCimg1631bCimg1632c中島ゼミの卒論発表会が1月14日(土)に開催されました。
Cimg1633dCimg1635eCimg1638f朝11時から昼休憩と中休憩を挟んで16:30まで、力のこもった発表が続きました。
Cimg1643gCimg1650h_2その後、中島ゼミ出身の契約助手、永石高敏君の特別講演(関学最終講義)がありました。
Cimg1651i_2Cimg1658j同日夜6時からに、いつものように甲東園の「白木屋」で追い出しコンパも行われました。4年生の人は口頭試問が待っています。インフルエンザも流行っていますので、気を抜かず準備して下さい。

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2016年度中島ゼミ卒論発表会

2016年度の中島ゼミ卒論発表会を以下のように開催します。
ゼミ生以外の学部生・院生、卒業生の聴講も歓迎します(途中入退室可です)。

日時:2017年1月14日(土) 11:00~17:30 (開場10:00)
会場:F号館104教室

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第31回国際心理学会議

Icp20161Icp20162第31回国際心理学会議(ICP2016)が2016年7月24-29日に横浜国際会議場で開催されました。組織委員会によれば、暫定的な数字ですが、世界約100か国から約8,000名(うち日本人は3,000名)の参加者があったようです。幸い酷暑にはならず、海外の方にも日本を楽しんでいただけたかと思います。

Icp20164私はラットのパイカ行動(異食行動)の実験研究のポスター発表のみでしたが、会期中は毎日会場に足を運び、国際的に著名な心理学者の講演を聞いて、大いに勉強なりました。また、国際心理科学連合元会長のミネソタ大学オーバーマイヤー先生のほか、多くの先生方と再会して旧交を温めることができました。

Icp201632年前の夏に私の研究室に滞在したオックスフォード大学のエイズビットさんも、彼女の先生であるロビン・マーフィー先生、彼女の同僚とともに大会に参加しており、マレーシアから大会参加のために帰国した獅々見元太郎君を交えて、5人で昼食を取りながら歓談しました。

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Behavioural Processes誌に論文掲載

Beproc2016Behavioural Processes誌の第130巻(冊子体は2016年9月発行)に下記論文が掲載されます。電子版ではすでに出版され、[こちら]から要旨が読めます(同誌購読機関では本文も読めます)。
 ラットは気分不快になると土(カオリンという粘土を固めて乾燥させたもの)を食べる異食行動を示します。回転カゴでの自由走行によってもそうした異食行動がみられます(2014年と2016年の論文で報告しました)が、本研究では、水泳によっても異食行動が生じることを報告しました。これは、走行も水泳もラットに気分不快を引き起こすことを意味しています。

Nakajima, S. (2016). Swimming-based pica in rats. Behavioural Processes, 130, 1-3.

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Appetite誌に論文掲載

Appetite2016食行動の専門誌Appetite誌の第106巻(冊子体は2016年10月発行)に下記論文が掲載されます。電子版ではすでに出版され、[こちら]から要旨が読めます(同誌購読機関では本文も読めます)。
 ラットは気分不快になると土(カオリンという粘土を固めて乾燥させたもの)を食べる異食行動が出現することが知られています。2014年にわれわれは、回転カゴでの自由走行によってそうした異食行動がみられることを報告し、回転カゴでの自由走行が気分不快を生じさせていると論じました([こちら])。本論文はその発展研究で、自由走行の時間を20分、40分、60分の3条件で比較すると走行時間が長いほど異食行動が多いこと(実験1)、強制走行でも回転速度に応じて異食が見られること(実験2)、自由走行は強制走行よりも異食が多いこと(実験3)、を明らかにしました。

Nakajima, S. (2016). Running induces nausea in rats: Kaolin intake generated by voluntary and forced wheel running. Appetite, 106, 85-94.

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『基礎心理学研究』に論文掲載

Psychono_34_2日本基礎心理学会発行の『基礎心理学研究』に、嶋崎ゼミ出身の堀麻佑子さんと沼田恵太郎君を第1~2著者とする論文が掲載されました。私は、実験計画の立案時に助言し、論文執筆と改稿に協力しました。裏返したトランプカード(あるいはタロットカード)の2つの山(デッキ)からカードを選択するという状況設定で、曖昧性の好みを検討した実験です。
堀麻佑子・沼田恵太郎・中島定彦・嶋﨑恒雄 (2016). 選択の自由と課題の慣れは曖昧性への選好を調整する 基礎心理学研究, 34, 246-252. [無料ダウンロード]

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