『動物心理学』正誤訂正

2019年10月発行の中島定彦『動物心理学―心の射影と発見―』にて、次の誤りがありました。お詫び申し上げ、ここに訂正いたします。

53頁20行目:尼野利武→天野利武
53頁20行目:岡山県勝浦町→岡山県勝山町
75頁6行目:表3-3→表3-2
77頁16行目:Hiramatshu → Hiramatsu
99頁 図3-35 縦軸:-0 → -1
136頁19行目ふりがな:さくか→そか
159頁トピック13行目:交尾動→交尾動作
207頁10行目:Pribram et al. →Miller et al.
326頁トピック11行目:Anserson→Anderson
340頁 図10-5
 成体の次の図形:幼生(エフィラ)→幼生(プラヌラ)
 ストロビラの次の図形:記載なし→エフィラ
 説明文3行目:自らが再び→変形縮小して再び
434頁左7行目:大島幹雄 (2015)の文献をOsorio & Vorobyev (1996)の次に移動
438頁右17行目:Pribram, K. H., Miller, G. A.→Miller, G. A., Pribram, K. H.
裏見返し生命系統樹:「真の哺乳類の誕生」の左側の2つの◀を1つに(配置は中間に)

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学習と言語の心理学

Gakushugengoshinrigaku

『学習と言語の心理学』(中島定彦著、昭和堂 20205月刊、税別2500円)を上梓しました。書店入荷は5月下旬になるでしょう。目次は[出版社のサイト]や[アマゾン]で確認できます。すべて見開きで収まるように文字数や図表のレイアウトを工夫しました。なお、手元に届いた著者分をざっと見ていて気づいたのですが、以下の不適切箇所があります(3回校正したのですが、見落としていました)。お詫びして訂正します。ほかにも不適切箇所や分かりづらい点がありましたら、お知らせください。増刷時に修正します。
34頁 図3-17 右パネル横軸:「CS-US間隔」→正:「CS-US間隔(秒)」
34頁 図3-18 Dパネル横軸:「CS-US間隔(秒)」→正:「CS-US間隔(分)」
59頁 図5-5 キャプション下から2行目:「短縮する」の後に「つまり、反応速度は向上する。」を挿入
65頁 図5-13 キャプション下から3行目:誤「レバー辺の」→正「レバーへの」
71頁下から2行目:誤「要件」→正「用件」
81頁下から5行目:誤「推移性(reflexivity)」→正「推移性(transitivity)」
81頁下から3行目:誤「反射性(transitivity)」→正「反射性(reflexivity)」
84頁 図6-20 右端:[B:反応キーをつつく]の右に白矢印を続けて[C:餌]
106頁 図8-7 左端:誤「冠詞」→正「限定詞」
111頁下から3行目:誤「野球場で友人に」→正「野球場で」

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南徹弘先生ご逝去

大阪大学名誉教授の南徹弘先生が4月15日にお亡くなりになったとの知らせを受けました。75歳でした。 南先生には、日本動物心理学会(動心)や関西心理学会でいろいろとお世話になりました。特に、私が動心の例会担当幹事であった頃には、関西圏の例会について「いろいろとご助言をいただきました。大阪大学を定年でご退職の後、甲子園大学に勤務されており、本学(関西学院大学)の某委員会の外部委員をお引き受けいただいたこともありました。いつも柔和なお顔がしのばれます。

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学科紀要に論文掲載

学科紀要に2篇の論文を発表しました。1つはこの3月に卒業した森 裕希君の卒論研究に基づく実験論文で、コカ・コーラとペプシコーラの試飲比較の際、好きな理由をよく考えて味わうように教示(熟慮教示)すると、ペプシコーラへの好みが増すというものです。熟慮教示なし群ではコカ・コーラがペプシコーラよりも好まれるが、熟慮教示あり群では好みが逆転するという山田ら(2011)の報告の追試研究になります。本研究では、熟慮教示あり群での好みの差は小さく有意ではありませんでしたが、熟慮教示なし群での好みの差や、群間での交互作用はありましたので、おおむね結果を再現できたといえます。
 もう1つは、中島ゼミで2017年度に修士号を得た久須美沙紀さんの修論研究に基づく論文で、調査方法や統計処理などにおいて成田健一先生のご指導を得ました。イヌにも用いることのできる性格形容語(平芳・中島, 2009)をもとに、ヒトとイヌに共通して使用できる質問紙尺度を作成し、信頼性と妥当性を確認したものです。この尺度は[攻撃性][臆病さ][緩慢さ][外向性][気概性]の5因子で構成され、最初の3因子については犬と飼い主の間に類似性が見られました。

森 裕希・中島 定彦 (2020). 熟慮がコーラの選好に及ぼす影響. 関西学院大学心理科学研究, 46, 1-4. [無料ダウンロード]

久須美沙紀・中島定彦・成田健一 (2020). イヌ=ヒト共通性格尺度 (CHOPS) の開発. 関西学院大学心理科学研究, 46, 5-14. [無料ダウンロード]

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レスコーラ博士ご逝去

Bobandme ペンシルベニア大学名誉教授のロバート・A・レスコーラ(Robert A. Rescorla)博士は私の米国留学時(1995-1997)の受け入れ教授で、ワグナー博士(1934-2018)とともにレスコーラ=ワグナー・モデルという古典的条件づけの理論モデルを提唱したほか、条件づけの連合構造の解明など、学習心理学の分野で多大な貢献をされました。ペンシルベニア大学でレスコーラ博士からともに学んだ、同門のマット・ラッタル(K. M. Lattal)オレゴン健康科学大学教授から、つい今しがた、レスコーラ博士が昨日(3月24日)お亡くなりになったとの知らせをもらいました。1940年5月9日生まれですから79歳です。数日前に倒れて頭部に外傷を負い、集中治療を受けていたとのことです。言葉がありません。ご冥福をお祈りします。[写真は2011年にレスコーラ博士が退職した際に弟子たちが集まって行ったシンポジウムで撮影したものです]

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卒論発表会と追いコン

Happyokai中島ゼミの卒論発表会が1月11日(土)にありました。朝11時から昼休憩を挟み午後5時半まで、16件の発表が行われました。今年は発表件数が多いので茶話会を行わず、終了後すぐ追い出しコンパ会場に移動です。
Gyuho1 毎年使っていたお店は閉店のため、今年の会場は甲東園の焼肉「牛宝」。離れて座る状況で一体感に欠けましたが、食べ放題、飲み放題で、皆さんの満足度は高かったようです。
Gyuho29時前に解散。1/20-22には口頭試問があります。4年生はもう一度、卒論を読み返し、発表も制限時間内に収まるよう練習しておいてください。

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動物に「心」は必要か―擬人主義に立ち向かう―

Wathitsu 慶應義塾大学名誉教授の渡辺茂先生から『動物に「心」は必要か―擬人主義に立ち向かう―』(東京大学出版会 2019年12月刊、税別2700円)をいただきました。ドゥ=ヴァールへの批判など、擬人的見解への違和感を随所に散りばめながら、動物心理学のあるべき姿を論じた本です。長く第一線で活躍して来られた先生だけあって、貫禄が違います。

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Japanese Psychological Research誌に論文発表

JprcovJapanese Psychological Research誌の第62巻第1号に下記論文が掲載されました。Behavioural Processes誌に2016年に発表した、ラットは泳ぐと異食行動を示す(カオリン粘土を食べる)という報告の発展的追試です。前報では水泳時間は40分間(1回)でラットは他の実験に参加した個体でしたが、今回の論文では実験歴のない個体でも異食行動を示すこと(実験1)、異食行動を生む水泳時間は20分でもよいが10分では不十分であること(実験2)、濡れるだけ(肢のつくプールに入れる)では異食行動を示さないこと(実験3)を報告しました。異食行動は吐気(悪心)の指標とされていますから、これらの実験は、ラットは20分以上泳ぐと気持ち悪くなることを示唆しています。
Nakajima, S. (2020). Further evidence for swimming-based pica in rats. Japanese Psychological Research, 62, 39-50. [無料ダウンロード

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2019年度卒論発表会案内

2019年度の中島ゼミ卒論発表会を以下のように開催します。
ゼミ生以外の学部生・院生、卒業生の聴講も歓迎します(途中入退室可です)。

日時:2020年1月11日(土) 11:00~17:30 (開場10:00)
会場:F号館304教室
発表テーマ(表示文字数を揃えるため一部変更しています)

・スマートフォンの画面上における商品の選択位置バイアス
・スマートフォンの画面上における横位置効果
・比較広告における印象の変化
・理由分析がコーラの選好に与える影響
・ハンドウイルカの吐戻し行動に及ぼす気泡発生装置の効果
・イルカの性格―行動観察とトレーナーへの質問紙調査―
・犬の自発性瞬目と性格特性の関係
・ネコの毛色と性格の関連性
・ヒトデの生得的行動の検討―モミジガイの粒径選好実験―
・モミジガイの脱出行動における連合学習と学習性無力感
・辛みに対するラットの味覚感受性に関する行動的測定
・ラットの恩返し―被援助経験は援助行動に影響するか―
・就職活動におけるエントリーシート提出数と内定後満足度
・予測不能な現象に対する推論プロセスについての実験
・方言のイメージが商品価格評定に及ぼす影響について
・商品価格推定に及ぼすフォントの効果
・人はなぜ爬虫類を好むのか

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大山正先生ご逝去

千葉大学・東京大学・日本大学で教授を務められた大山正先生が12月16日にお亡くなりになりました。91歳でした。私は慶大大学院時代に集中講義でお話をお聞きして以来、主として日本基礎心理学会(基礎心)などでお世話になりました。実森・中島『学習の心理』(サイエンス社)は大山先生が監修を務めるコンパクト新心理学ライブラリの1つとして出版されたものです(大山先生は実森正子先生の学部時代の指導教官です)。私が米国にいた時期にも、メールで若手振興について色々とお願いをしたことを思い出します(ジャーナルの査読迅速化や優秀発表賞の創設などを実現してくださいました)。ご冥福をお祈りいたします。

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『基礎心理学研究』に論文掲載

20191210104701今年の2月23日に日本基礎心理学会第2回フォーラム「学習と食と感情と」で話した内容が、『 基礎心理学研究』に講演論文として掲載されました。ラットにおける運動性味覚嫌悪学習の展望と、カオリン粘土摂取からラットの気分不快感を測定する研究についての解説になっています。

中島定彦 (2019). ラットの悪心を土喰いで測る 基礎心理学研究, 38, 137-142.無料ダウンロード

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